≪青のりの定義≫
通称「アオノリ」と言われるものは、大きく分けて「ヒトエグサ属」、「アオサ属」、「アオノリ属」の3つに分類されます。また其々で用途、
価格等が異なります。
<ヒトエグサ属>
和名で「一重草」と書き、その名の通り一層の
細胞から成っており、従来は佃煮の原料として使われていましたが、現在は多種多様な食材に使われ、その他味噌汁等の具材としても人気があります。
また、多くが養殖されており、全国でも有数の産地である三重県伊勢志摩地方では「ヒトエグサ」のことを通称「あおさのり」と呼んでいます。
<アオサ属>
アオサ属は、日本各地の沿岸で見られる天然の海藻であり、主に乾燥して粉砕したものを、たこ焼きや
お好み焼きの安価な青海苔として使われています。
また通称「バンド粉」とも言われ、近隣では愛知県
三河産等が産地として知られています。
<アオノリ属>
アオノリ属は、アオサ属と同じように、たこ焼きやお好み焼きの青海苔として使われています。しかしながら、市場価格はアオサ属の約10倍と高価なものなっています。代表的な産地は徳島、高知、愛媛県等四国地方がが多く、天然と養殖の両方で生産されています。
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